一般的な保存方法ではフィルムの方が劣化が
進んでいる例が多いようです。大小カメラ
ネガフィルム
(よく見る写真屋さんから受け取る、茶色で何が
写っているのかわからないフィルムのことです)は
極めてデリケートで早い時点で見るに堪えない状態

になると言われています。

 
APSフィルム
ネガフィルムのようなものです。フィルムが缶の中に
入っていて缶の状態でカメラに装填、写真屋さんで現像処理、保管するといったものです。
館長の経験ですが20年くらい経ったものをデジタル処理で現像しても劣化がほとんどわからない
「きれいなまま」と言ってよい状態でした。
 
ポジフィルム
(スライド写真のように目で見て画像がわかるフィルムです。)の場合で保管方法が良くて10年位と
言われています。もちろん10年くらい経って急に劣化するのではなく、少しずつ徐々に劣化していきます。
劣化する原因は湿度、カビ、ほこり(傷付きの原因です)、空気(オゾン)による乳剤面の亀裂など。 
 
フィルムを写真屋さんからもらって、素手で触っていませんか。
それだけで劣化の要素をすべて揃えてしまっているんです。
ではどうすればきれいなまま残せるのか  それは次回で